因果 Ⅰ

独り言
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因果関係 もしくは因果性

因果関係ってよく聞くし 当たり前のように使っているけど

実際のところはどんなものなんだろう

ぼくなんかの単純な知識だと

出来事や現象が他の出来事や現象を引き起こす

その関係性のように感じているんだよね

単純に言えば原因があって結果がある ってことかな

ただ 因果関係と思われているものが

必ずしも本当に因果(原因と結果)で結ばれているのか

疑問視されるものも多いみたい

因果関係とよく混同されるものに

『相関関係』『逆因果関係』『共因関係』『偶然の一致』

なんてところがあげられるんだ

相関関係は二つの事象が関連しているように見えるけど

じつは因果関係は無い ってやつだね

逆因果関係っていうのは

鶏と卵みたいに どちらが因でどちらが果か

分からないような事象

共因関係は因が同じでも果は

いくつかの選択肢を持つ って感じかな

偶然の一致は言わずもがなだよね

二つの出来事が偶然にタイミングが一致した場合

必ずしもそこに原因と結果という関連性が無くって

たまたまだった ってこと

厳密に因果関係と言えるものは

ある事象が起きると必ず別の決まった事象が起きる

そんなことじゃないのかな

一応調べてみると

因果性というものには2つあるってことになっている

ひとつは結果と原因の関係

今まで書いてきたみたいに

ある事象が次の事象を引き起こす ってやつだね

もうひとつはすべての事象には原因があるという

当たり前と言えば当たり前の

『原理』としての捉え方なんだ

因果

太古の昔は記録が無いからわからないけど

少なくとも古代ギリシャ時代では

自然(世界)はそれ自体の中に

変化するという力を持っている という

考えかたが主流だったみたいなんだ

物が動くといった場合

外部から力が加わるといった条件と

自分から動くといった状態があるってことだね

ある意味自然にも自由意志が存在している

そんな感じなのかもしれない

とにかくモノは他からでも自からでも

変転していくものという考えは

現代でも通じているものがある

そして変転する前と後とになんらかの関係性を認めるのが

『因果』ってものなんだと思うよ

因果についての考察で有名なところでは

アリストテレスさん ヒュームさん デカルトさん

この人たちがあげられるんだろうね

アリストテレスさんは『四原因説』で

素材・形相・作用・目的という

因果の関係性を求めようとしたみたい

この考え方は元からあった原因と結果というものを

うまくまとめ上げったってところかな

特に形相因なんかは現代の

宇宙は演算子で構成されている という感覚に

通じているのかもしれないね

ただもう少し突き詰めていってはいるんだよ

すべての状況に原因があるとすると

原因の原因 その原因の原因…… というように

どんどん始源へと遡っちゃう

そして最後には第一の原因にたどり着く としたんだね

この第一の原因はprime moverとか不動の動者なんて呼ばれて

ある種『神(人型でない)』と同意とされている部分でもあるみたい

ヒュームさんは因果関係とは

時間的連続の中にたまたま起こった2つの出来事を

人間が勝手に解釈しているだけで

実際には因果関係なんてものは無いって言っている

デカルトさんは実体二元論でもわかるように

物事の因果関係を引き起こすのは

物理的実体と心理的実体の二つの『因』だって

言おうとしていたらしい

ところがデカルトさんの時代は

未だにキリスト教の政治圧力がすごかったんだね

だから心理的実体の部分は

『神』の働きかけってことでお茶を濁したみたい

ただその結果 過去から続いていた

自然そのものにも変化する力がある という考えが

自然そのものは外部から力が加わらなければ

変化しないという「死んだものとしての自然」の考えが

世間一般に広がっていくことになっちゃったみたいなんだ

因果関係はあるのか?

因果関係というものがあるのかないのか

じつは科学的には証明されてはいないみたいだね

というより なんら確証もないまま

絶対の定義として信じられているみたいなんだ

物理の世界で考えてみよう。

ニュートン力学のあたりまでは

因果関係は当然のように認められていた

ただ 実験・観測の結果から因果関係を認めたんじゃなくて

因果関係があるものとして

理論が組み立てられていただけ なのかもしれないけど

後に相対性理論が発表される

相対性理論も古典物理学に分類されるように

因果関係を前提に打ち立てられたものではあるけど

これまでの空間の動きを時系列的に並べる物ではなく

宇宙全体を時空間という捉え方をした というところで

じつは既存の因果関係からは少し外れていったみたいなんだ

そして量子力学が打ち出される

因果関係というのはAという事象が起きると

Bという事象が引き起こされる という

暗黙の了解のもとに導かれているもの

極端に言えばAという事象が無ければ

Bという事象は起きないってことになる

だけど この置き換えを行うには

事象の存在する状況を確定する必要があるんだよ

目の前の出来事の因果関係を求めるためには

単純に目の前の状況だけでなく

より広範囲 極端に言えば宇宙全体の状況を

加味する必要が出てくるんだよね

局所性ということで一部を切り取って

因果関係を求めるということに

どれだけ意味があるのかは疑問なところ

蝶が羽搏いたから嵐が起こる なんて

突飛な理論が出てくるわけだ

もしかすると因果関係なんてものは

局所性にのみ通用して

実在性には通用しないのかもしれないんだよ

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