哲学

雑学

パスカル・スピノザ

デカルトさんは偉大だった、ってのは多くの人が認めているところ。ひとつの基礎を築いたってのは確かだろう。でもその基礎からどんな構築物を立ち上げるのかは人それぞれだと思う。パスカルさんやスピノザさん、デカルトさんと同時期の思索家なんだけどそれぞれにデカルトさん(特に明晰判明に対してだろうけど)違う角度から再考していく。
雑学

そして、デカルト

さあ、デカルトさんもおしまい。『懐疑主義』でとことん追い詰めて『自分(われ)』って土台を築いたデカルトさん。その結論から当然のように派生する『実体二元論』。このふたつだけでもぼくはデカルトさんにあこがれてしまうよね。そしていまじゃあいてにされなくなってしまった『エーテル』。これだってぼくのなかではすごい考えだと思うよ。
雑学

デカルト 2

すべてを疑ってやっと考えているじぶんは存在しているって結論付けたデカルトさん、まだ納得しなかった。もし神やそれに類するものからの干渉を受けていたらどうだろうって。それを考えたのが『神の存在証明』。それもクリアーしてやっと土台を築いたデカルトさん、そこから思索を伸ばそうとする。そこで出てきたのが『機械論』と『実体二元論』
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雑学

デカルト 1

「われ思う、ゆえにわれあり」で有名なデカルトさん。徹底した懐疑論でじぶんのまわりを否定しまくっていく。否定して否定して最後に残ったのが「疑っているじぶん」という存在。やっとじぶんの足場が見つかったわけだ。それ以降の「明晰判明」、足場から組み上げていった結論、には後世批判もあるけどこの足場はすごいものなんだ。
雑学

濁流の中で

ルネッサンスが巻き起こした激動の近世。時代が抱き流のように流れるとどうしても人の思考は現実に即したものになってしまう。平時には『個』のありようを、有時には『集団』のありようをってのは人間の自然の思考過程。でも平時にも有時にもあまのじゃくな人はいるもんだ。デカルトさんは近世の思想の濁流の中で『個』の本質を見つめたんだね。
雑学

リヴァイアサン

近世の思想の特徴、実務に特化した考えを発表したホッブスさん。国ってのは何だろうって言いだした。でもちょっと待ってね、この時代の国家ってのは国が主体で国民ってのは国の付属物でしかないって考えだったんだ。そんな中で国の必要性を考察して、なおかつ国民と国ってのはあくまでも対等な契約関係なんだよとしたホッブスさんはすごいね。
雑学

1000年の眠りから目覚めて

大航海時代が始まってやっと1000年以上も続いた哲学空白時代に幕が下りる。あたらしい感覚の哲学が動き出したってことだね。古代ギリシャ時代から比べると実験や観測の精度は上がっているし、どちらかといえばキリスト教的オカルティズムから現実実証主義を重視しようとする風潮が台頭してきた。ベーコンの帰納法なんかはその典型だろうね。
雑学

ルネッサンス

長い間の思考活動の停滞時代が変化の時を迎えたのがルネッサンスの時代。古代ギリシャの思想回帰って名目もあっただろうけど、偉いさんが勝手に利用しているキリスト教の教義、経済の独占、そんなところに不満が出たんだろうね。そこに外部からの新しい知識の流入、科学技術の発達、その他種々の要素が集まって変化を求めたのがルネッサンス時代
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古代ギリシャ時代

古代ギリシャやその時代の他の世界の特徴は、それまで自然界の不思議をそれぞれ『神』(悪魔でもいいけど)の仕業ってしていたのを、それはただの現象で今はまだ知が及んでいないだけって考えだしたこと。現象を解き明かしていけば世界の本質がわかるって発想。すばらしい発想だったけどそれが絶対神の『神』を創り出してしまったんだよね。
雑学

アリストテレス

ある意味ギリシャ哲学の集大成ともいえるアリストテレスさん。演繹法の基礎、正しいルールと正しい観測があれば正しい結論が導き出されるという方法論をまとめたってことだね。でもこの時代の人々は方法論より結果を重視。ルールや観測が正しいという保証なしで思考を展開しちゃったから、すこしズレは出たんだろうけど。
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