エソロジー

雑学を収集しようじゃないか雑学
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心理学中心の行動遺伝学

『エソロジー』なんて

またまた訳の分からないものを

突然書き出してみるけど

ぼくの頭の中では

一応の筋は通っているんだ

とはいっても

漠然とした筋なんだけどね

行動遺伝学っていうのは

心理学と遺伝学が

合体したもんだってことに

なっている

それも どちらかと言えば

心理学が遺伝学に求愛した形だって

では なぜ心理学が

遺伝学にプロポーズしたのかと言えば 

心理学の収拾のつかなくなった議論

『氏 育ち』論争に

なんとか糸口を見つけようって

ことからだった ってところまでは

なんとなくわかった

人間の本質は

元から持って生まれたものか

育ち(環境や学習)によって

形作られるのかを解明するためには

持って生まれたもの(遺伝)を

明確にすればいいじゃないか

ってところも

わかるような気がするね

そうした事由の基に

各研究者が研究を重ねていったわけだ

ただ 行動遺伝学としての研究は

心理学者たちが主体

心理学者は同じ種(特に人間)の中での

個体差を研究するのが得意

そうなると 同種族の中での

個体差をもたらす遺伝子の研究に

力点がおかれるのは

当たり前だったんだ

進化を中心の行動遺伝学

心理学は

人間を扱う学問

その点では

哲学に似ているね

『氏 育ち』論争も当然

人間にとってはという大前提がある

そこに遺伝ってものを組み込もうとしても

どうしても人間にとって

という前提で考えちゃう

『ホモ・サピエンス』という

種で考えるのならまだましで

ぼくたちが考える

『人間』っていうのは

どうしても

過去を遡っても1万年くらいの

存在を想定しちゃうんだよ

人類だけをとっても

猿人あたりから考えると

600万年~700万年前には

存在していたわけだし

『ホモ』属と名付けられる系統は

200万年前には

存在していたんじゃないか って

言われている

諸説はあるけど

『ホモ・サピエンス』っていう種は

10万年前には

存在していたんじゃないかって

意見も多いよね

そんな人間っていう種を

遺伝学の観点で考えるのに

たかだか1万年くらいの

遺伝・進化を考えても

本質にたどり着くのは

難しいような気がするんだ

エソロジー

エソロジーっていうのは

和訳だと『動物行動学』

なんて言われているけど

別に対象を

動物に絞っているわけじゃないから

『行動生物学』『行動学』なんて

訳されている場合もあるみたい

それ以外にも

『比較行動学』なんて使われるときもあるし

和訳で混乱を起こしちゃ嫌だってことで

そのまま『エソロジー』って

使われるときもあるみたいだね

もともとは

生物の生態や行動を

進化論(自然選択説)に基づいて

説明しようっていう

生物学の一分野だったみたい

だけど 進化に係る各種の研究を

(動物行動学・個体群生態学・集団遺伝学etc

進化理論を踏まえて統合した分野

ってことらしい

進化理論にしても

自然選択説だけじゃなくて

中立説も取り入れてきているみたいだし 

とにかく細分化された

研究をまとめなおした研究

ってことで良いんじゃないかな

なんといっても

成立したのが1970年代ってことだから 

まだまだ若い学問なんだ

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