雑学

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遺伝と進化 Ⅲ

生物の構造進化の研究の主体は『生物学』のはずだよね。そこに『心理学』が長年の論争であった『氏・育ち論争』の糸口を見つけるためにちょっかいを出して行動からの生物の進化・遺伝の研究が進んだってこと。哲学も自然科学も行き着くところは「人間にとって」この世界はどうなっているんだろうという研究だからこの融合は正解かもしれないね。
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遺伝と進化 Ⅱ

遺伝=遺伝子 遺伝子は個体の行動選択からの逆転写は無い。それがつい最近までの主流。姿形の善し悪しも運動能力頭の善し悪しもすべてが遺伝の影響って考えだね。ただ ぼくたちに主流の情報として流れてくるものはどうしても一昔前の情報だってことを忘れちゃいけない。一時期主流だった遺伝絶対論も最近はまた揺らいできているみたいなんだ。
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遺伝と進化 Ⅰ

『DNA』。よく聞くし知っているつもりにはなっているけどほとんどの人は正確なところは知らないかもしれない。もっとも専門家にしたって知っているとは言えないかも。生物の形態の情報データだというところはほぼ間違いなさそう。では なにを正確に伝えるのか? なぜ『DNA』がありながら進化が起きるのか。まだまだ研究途上なんだよね。
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遺伝子って?

遺伝子ってわかったようなつもりにはなっているよね。遺伝子は『RNA』とか『DNA』とか呼ばれているなんて。でも突っ込まれると困っちゃうんだ(ぼくはだけど)。生物にはいろいろな種類があるけど基本として『核酸』がアミノ酸という材料を使って『細胞』を作っているらしい。この核酸と細胞が生物の形質を決定しているらしいんだけど。
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利己的遺伝子

生物の目的が『自己保存』『種族保存』の二つだと考えると『個』の自己犠牲という形質の説明が難しい。自然選択説で利己的な個を前提にするとこれまた自己犠牲の形質の説明が難しくなる。そこで出て来たのが遺伝子。利己的なのは『個』ではなく『遺伝子』、生物の目的は『種族保存』のみだとすると自己犠牲の形質が残ることが容認できるんだ。
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自然選択説の疑問

その時その時の個体の意思決定の内、生き延びることと子孫を残すことに優れた個体の形質が積み重ねられて行って現状の種を形作る。すごく納得のできる話だね。でもなぜか利他主義の行動を起こす個体が数多く出てきてしまうんだ。利他主義の遺伝子を持つ個体は早々に死んじゃうじゃない。それなのになぜその遺伝子が繋がれていくのだろう?
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『個』とは?

行動生態学では個の選択がやがては種の進化に影響を与えるということが前提にされて研究されていると言える。個の選択という考え方をすると当然各々の生命には『意志決定能力』があるってことになる。高次とか低次とかいうレベルじゃなくてすべての生命に。その意志決定のプロセスを見つけるのが行動生態学ってことなのかもしれない。
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行動生態学

生物を考えるときにどこに重点を置くべきか。人間とは人類なのか個人なのか 肌の色や国籍の違いなのか。雄と雌ならまだ分けやすいけどその個が属する集団をどう分類するかによって研究の仕方が変わるはず。でも 生物の行動を科学的に捉えるには集団サンプルが研究しやすいだろうけど 進化論の前提は『個』だったはずなんだよ。
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生物学

生物学には科学と哲学の分野があるはず。ただ 生物学が科学を名乗れば数値化されたデータが必要とされちゃうんだよ。実験・観測を主とするとその研究対象はどんどん細分化しちゃう。なんといっても『命』ってものはその研究分野が広大なんだから。『行動生態学』はもう一度自然科学と哲学の両面から生命を研究しようとしたのかもしれない。
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エソロジーの行動遺伝学への影響

行動遺伝学はどうしても同一種族内での個体差が中心。エソロジーは生物全体の進化方向から種の個性差が中心。ただ目的は『心』の研究だよね。だけど『科学』を名乗ってしまった以上明白な研究結果必要になる。でも 今のところ心を測定することはできない だから『行動』の研究が進んじゃうんだよね。でも『行動』=『心』なんだろうか?
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