雑学進化から見る生物学 生き物を科学で考え始めると『命』や『魂』ってものの存在のあやふやさってものが際立ってくる。『人間』というものを特別な存在だと思い込もうとしても『人間』も『生物』の一形態だと科学は突き詰めてくる。そして『生物』の生態は個の意志などを無視して存在するとも。科学は「人間にとって世界とは?」から始まったはずなんだけどね。 2023.11.07雑学
雑学ESS理論 初期のゲーム理論を運用・研究したのは経済学者や戦略研究者だったんだ。ただし科学を名乗った以上 研究者としての彼らは人間というファクターの処理に困惑したんだと思うよ。初期のゲームの理論が経済学として発展しなかったのもわかる気がする。ただその理論から人間性を排除した生物学の分野ではその有効性は認められたってことなんだよね。 2023.11.01雑学
雑学なぜか経済学 『ゲームの理論』といえば現代の経済学の主流を占める学問(らしい)。もっとも4~50年前まではそれほど注目されてなかったけど。初期のゲームの理論は戦争や経済競争の為に構築されたけどそれを生物学 特に進化というものに応用した生物学者さんがいた。そこで構築されたESS理論が逆輸入という形で経済学にも生かされてきたんだね。 2023.10.24雑学
雑学遺伝と進化 Ⅲ 生物の構造進化の研究の主体は『生物学』のはずだよね。そこに『心理学』が長年の論争であった『氏・育ち論争』の糸口を見つけるためにちょっかいを出して行動からの生物の進化・遺伝の研究が進んだってこと。哲学も自然科学も行き着くところは「人間にとって」この世界はどうなっているんだろうという研究だからこの融合は正解かもしれないね。 2023.10.17雑学
雑学遺伝と進化 Ⅱ 遺伝=遺伝子 遺伝子は個体の行動選択からの逆転写は無い。それがつい最近までの主流。姿形の善し悪しも運動能力頭の善し悪しもすべてが遺伝の影響って考えだね。ただ ぼくたちに主流の情報として流れてくるものはどうしても一昔前の情報だってことを忘れちゃいけない。一時期主流だった遺伝絶対論も最近はまた揺らいできているみたいなんだ。 2023.10.11雑学
雑学遺伝と進化 Ⅰ 『DNA』。よく聞くし知っているつもりにはなっているけどほとんどの人は正確なところは知らないかもしれない。もっとも専門家にしたって知っているとは言えないかも。生物の形態の情報データだというところはほぼ間違いなさそう。では なにを正確に伝えるのか? なぜ『DNA』がありながら進化が起きるのか。まだまだ研究途上なんだよね。 2023.10.03雑学
雑学遺伝子って? 遺伝子ってわかったようなつもりにはなっているよね。遺伝子は『RNA』とか『DNA』とか呼ばれているなんて。でも突っ込まれると困っちゃうんだ(ぼくはだけど)。生物にはいろいろな種類があるけど基本として『核酸』がアミノ酸という材料を使って『細胞』を作っているらしい。この核酸と細胞が生物の形質を決定しているらしいんだけど。 2023.09.27雑学
雑学利己的遺伝子 生物の目的が『自己保存』『種族保存』の二つだと考えると『個』の自己犠牲という形質の説明が難しい。自然選択説で利己的な個を前提にするとこれまた自己犠牲の形質の説明が難しくなる。そこで出て来たのが遺伝子。利己的なのは『個』ではなく『遺伝子』、生物の目的は『種族保存』のみだとすると自己犠牲の形質が残ることが容認できるんだ。 2023.09.20雑学
雑学自然選択説の疑問 その時その時の個体の意思決定の内、生き延びることと子孫を残すことに優れた個体の形質が積み重ねられて行って現状の種を形作る。すごく納得のできる話だね。でもなぜか利他主義の行動を起こす個体が数多く出てきてしまうんだ。利他主義の遺伝子を持つ個体は早々に死んじゃうじゃない。それなのになぜその遺伝子が繋がれていくのだろう? 2023.09.12雑学
雑学『個』とは? 行動生態学では個の選択がやがては種の進化に影響を与えるということが前提にされて研究されていると言える。個の選択という考え方をすると当然各々の生命には『意志決定能力』があるってことになる。高次とか低次とかいうレベルじゃなくてすべての生命に。その意志決定のプロセスを見つけるのが行動生態学ってことなのかもしれない。 2023.09.05雑学