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光の速度

光の速度って

なんとなくわかっているよね。

秒速約30万㎞

(正確に言えば299792.458km/秒ってことらしいけど)

よくいわれる

一秒間に地球を7回半まわるってやつ。

もっとも実際には地球の周りを

くるくる回るってことは無いけど。

これってどうしてわかったのか?

もちろん実験の結果。

人間、特に科学者たちは

わからないことや疑問に思ったことは

実際に確かめようとする種族。

なんとあのガリレイさんも

光の速さを確かめようと

実験している。

(哀しいことにその当時の実験装置では

あまりにも実体とはかけ離れた結果しか

でなかったみたいだけど)

実験が繰り返されて

現在のところ光の速さは

約30万km/秒ってことが

わかってしまったってことだ。

別にだれかがむりやり

理屈で付けたわけじゃないんだ。

ただ観測の結果そうなったってことだね。

電磁波

マックスウェルさんていう人がいた。

電気振動の研究をしていた人だね。

電気振動っていうのは

銅線(銅でなくってもいいけど)に電極を付けて

その電圧を激しく変化させるってもんだけど

電気が振動(電圧を激しく変化させる)すると

磁気(磁石の力だよ)が発生して

磁気が振動すると電気が発生するってことを

見つけちゃったんだ。

電気→磁気→電気→磁気→……

その波が伝わっていくのが電波なんだって

理論付けたわけだ。

この波に『電磁波』って名前を付けた。

で、その理論から電磁波の伝わる速度を計算してみると

299792.458km/秒になるってことを

見つけちゃったんだね。

この数字299792.458km/秒って

光の速度にぴったり合ってしまったものだから

光ってのは

電波の一種じゃない? ってことになったんだよ。

もともと光っていうのは

粒子か波かの論争があったんだけど

光=波説に一票入ったってところだね。

電磁波は波の波長の順に

電波マイクロウェーブ

 赤外線可視光(一般の光)紫外線

 Xγ線 ってぐあいになっていて

可視光線(ぼくたちが光って言っているところだね)は

その一部ってことで落ち着いた。

波?

光はどうやら波らしいってことが

実験で確かめられた。

良かった、良かったってところで

終わらないのが科学者たち。

波ってそれ自体が動くんじゃないよね。

『状態』が伝わっていくんだよね。

じゃあ、光(電磁波)って

なにが揺れて伝わっているんだろう?

地上だったら音みたいに

空気を伝わるってことも考えられるけど

太陽の光も地上にやってきてるじゃない。

太陽と地球の間には

真空しかなかったんじゃないの?

当然の疑問だよね。

音を考えてみてよ。

地球上だったら例えば人が声を出すと

それが空気を震わせる。

その振動が次々伝わっていって

誰かの鼓膜を震わせると

(そこまで単純じゃないけど)

声が聞こえるってこと。

真空中

人が真空中に放り出されると死んじゃうから

人と人との間に真空地帯をつくると

声は届かなくなってしまう。

水を伝わる波だってそう。

波が広がっている途中の

水を抜いてしまうと

(どうやって抜くのかはわからないけど)

波は止まってしまう。

宇宙空間はなにか

波を伝える物質で

満たされているんじゃないか?

っていう仮説が出てくるのも

当然のことだよね。

エーテル

物理学でもそうだけど

自然科学では『仮説』ってものが

出てくることは

なにも不自然なことじゃないらしい。

どうしても現象がうまく説明できないことに

正体はわからないけれども

『なにか』を仮定したら

すべてが説明がつくってものを

理論に持ち込むってことは

よくあることらしい。

ただし、その『なにか』は

実験・観測によって

確認されるまでは

仮定の域を出ないって

条件付きだけどね。

自然科学の結論ていうのは

『正しい』じゃないみたいだよ。

あくまでも

『今のところは間違っていない』ってことだから。

宇宙(真空中)には

『なにか』がじつは満ちている。

光はそのなにかを伝わって

宇宙空間を超えてくるって考えた人が出て来た。

だれが提唱したかは難しいところだけれど

フックさんとホイヘンスさんが

提唱者だってことに物理学をやっている人からは

思われているらしい。

ぼくみたいに文系の人間からすると

デカルトさんだって言いたいけどね。

その『なにか』の名前は

『エーテル』

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