質量とエネルギーの等価性 Ⅲ

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運動量

運動量ってなんだろう

古典力学で考えるのならば運動の勢いみたいなものかな

単純に言えば 物がぶつかってきた場合にどちらが痛いか 

ってことで いいのかも

同じ速度なら重たいものの方が痛いし

同じ重さなら早い方が痛いもんね

定義は 理論が複雑になればなるほど変化していくけど

今のところ初期の(ニュートンさん辺りだね)

「物体の運動の状態を表す物理量 質量と速度の積」

という定義でいいと思うんだ

ぼくの時代はF=mvって習ったけど たぶんF=maが正しいんだろうね

vは速度でaは加速度の違いだったと思うけど

これは運動方程式のこと

運動量を表す式としては P=mvになるんだと思うよ

Fは力 mは質量 vは速度 aは加速度 

Pは運動量ってこと

ぼくが良く勘違いするのがK=1/2mv2 ってやつ

これは運動エネルギーを表す式なんだそうだ

では 運動量と運動エネルギーの違いってなんだろう

 

ひとつ圧倒的な違いは

運動量はベクトル量 

運動エネルギーはスカラー量ってところかな

ベクトル量とスカラー量の違いは? って

これもややこしいね

3次元の方向を持つものがベクトルで 

方向性の無いものがスカラーって定義があるんだけど

時空間で考えると空間的方向性がベクトルで

時間的方向性しかないと

スカラーってことになるのかもしれないね

まあエネルギーって言葉自体が

あやふやだから仕方がないのかも

単純に考えると 仕事のできる能力(潜在能力かな)がエネルギーで

結果として出来た仕事が

量ってことでいいのかもしれない

さあ 計算してみよう

話が脱線しちゃったけど四元運動量を計算してみよう

四元速度はτ2=w2-x2 ただしこの算出の仕方は

四元距離を固有時で割ったものだね

前に書いたけど 固有時は時間に光速cを掛けることで

長さ(Y軸方面の)として求められていたんだ

そうなると四元距離を固有時で割るということは

ぼくたちが理解している速度の概念からすると

光速cの分だけ余分に割っているってことになるよね

だからぼくらが感覚的に理解できる運動量を求めようと思ったら

四元速度に余分に割ったcを掛ける必要があるんだ

ということで 計算というか数字の遊びをやってみようか

運動量(Pとするよ)は速度×質量

四元運動量(これもPだね)は四元速度×質量×c 

だから (τmc)2=(wmc)2-(xmc)2 になるはず

 

前回数字の言葉遊びで使った四元速度の両辺をτ2で割った式

1=(w/τ)2-(x/τ)2にこれを代入すると

(mc)2=(w/τ×mc)2-(x/τ×mc)2 という式が出来上がる

前回 これも言葉遊びで算出した

τ/w=√1-v2/c2 これをw/τに代入してみよう

w/τはτ/wの逆数だからローレンツ因子γになるよね

だから(mc)2=(γmc)2-(x/τ×mc)2 になっちゃう

もうひとつ数字の言葉遊びをしてみよう

x方向(三次元空間だね)の速度は距離x/固有時間τだね

これを数式で表すと速度=x/τ

分母・分子に同じ数字を掛けても値は変わらないんだから

分子・分母にwを掛けてみよう

速度x/τ = xw/τw = w/τ×x/w = γx/w

単純な計算だけど書くと一見複雑に見えちゃうね

wはct ということはγx/w=γx/ct=γ1/c×x/t

x/tは三次元では速度(v)だよね

だからx方向の速度は

γ1/c×x/t = γ1/c×v = γv/c 

ってことになる

さあ この数字の言葉遊びで

質量とエネルギーの等価性を考えてみよう

E=mc2 Ⅰ

前回に書いた数字遊びで 

もう一度運動量の式を書いてみよう

時間軸方向の運動量をPy 

空間方向の運動量をPxとするよ

時空上の運動量は (τmc)2=(wmc)2-(xmc)2 

これをτ2で割ると (mc)2=(w/τ×mc)2-(x/τ×mc)2になる

w/τはγ x/τはγv/cであらわせるんだから

(mc)2 = (γmc)2-(γv/c×mc)2 = (γmc)2-(γmv)2

になっちゃう

だから余談になるけど

ぼくたちが使っている運動量の公式P=mv は

どうやらP=γmv っていうのが正解らしいんだ

話を戻して この運動量Pは正確に言うとPxのことだね

ではPy 時間軸上の運動量γmcっていうのはなんだろう

単純に書くためにさっきの式をPxPyで書き直してみると

(mc)2=(Py)2-(Px)2になる

 

この中のPyが知りたいわけだから 式を入れ替えて

(Py)2=(mc)2+(Px)2 ⇒ Py=(mc)2+(Px)2

             Py=mc1+px2/(mc)2 

という数式を作ってみよう

ここからはぼくには少し自信が無いけど書いてみるよ

なんといってもテイラー展開なんてまるでわかっちゃいないんだから

どうやらmc1+px2/(mc)2 は展開するとmc+px2/2mc+…… 

にできちゃうらしい

自分では納得できたんだけど 

誰かに説明するのはぼくの手に余っちゃうんだ

だから「ごめんなさいだれか詳しい人に聞いたください」 

と言って逃げちゃうことにするよ

ただ この部分を通らないと話が先に続かないから

そんなもんだと思っていて

E=mc2 Ⅱ

ここまで書いてきて不思議なことが一つ

どこを見たってE(エネルギー)って単語が

出て来ないんだよね

だから無理やりEを引っ張り出してこよう

Pxは三次元 ぼくたちの世界の運動量のこと

だからいちいちxを付けずにPってことにしよう

運動量の求め方はP=mv(正確にはP=γmv) だね

一方 運動エネルギーの求め方はE=1/2mv2

そうなるとE= 1/2P×v = P2/2m になる

さっき書いたmc1+px2/(mc)2 を展開したmc+px2/2mc+……

このpx2/2mc ってp2/2mをcで割っただけだって思わない?

だったら 両辺にcを掛けてみよう

出てくる計算式は

Py=mc1+px2/(mc)2cを掛けたPyc=mc21+Px2/(mc)2

それを展開するとmc2+Px2/2m…… 

となってエネルギーを表す式になる ってことらしい

ここでつまらない疑問を書いちゃうと先に進まないから続けるね 

(たぶん あくまでもぼくの知識不足が原因の疑問だろうから)

Pyは時間軸(y軸)方向の運動量 

Pxは空間軸(x軸)方向の運動量

Pxが空間エネルギーを表すとなると

Pyは何を表すんだろう

単純に考えると時間エネルギーって言葉が出ちゃうけど

それがどんなものか 

たぶん誰も知らないと思うんだ

だから 考えられるとしたら

質量(物)の持っている全エネルギーをcで割ったものが

Pyだとしたらつじつまが合うんだよね

三次元空間で使われるエネルギーと

時間方向で使われるエネルギーを足したものが

質量の全エネルギーってこと

だからPyc=mc21+Px2/(mc)2

=Eってことになるんじゃないかな

ふう 

だいぶE=mc2 に近づいてきたね

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