場 Ⅱ

雑学を収集しようじゃないか雑学
スポンサーリンク

場の概念

『場』というものが存在するとしよう

宇宙空間には

『場』が満ちているってことだね

宇宙空間だけじゃないよ 

たとえば 原子という極小の世界を見ても

原子核と電子の間には

当然隙間が空いていることになっている

その隙間に何も無かったら

それこそ その間の力は

遠隔作用で伝わっていることになるじゃない

だから そんな極小の隙間も

『場』が埋め尽くしているってことに

なるはずなんだ

ぼくの感覚で言えば

水や空気に包まれているモノって感じかも

だけど そうならば

『エーテル』と同じように

物理学の法則に照らし合わせると

矛盾が出てくるようになっちゃわないかな

空間全体を埋め尽くしているモノ ってことは

『場』を絶対静止系とすることになっちゃうんじゃない?

だから アインシュタインさんの言うように

『場』というものは

位置とか運動量という概念から切り離した 

物質(空気や水)とは異種の波を伝える媒体

そういうことにしないと問題が出ちゃうんだよね

でも 場の定義で

「空間の至る所に分布している物理量」

っていうのが出て来るんだ

ということは

『場』は物(物理量)だってことになる

このあたりは 

もう少し調べてみないと納得ができないけど

時間がかかりそうだから

ひとまず後回しにしてみよう

だからいったん

『場』ってものが

空間すべてを埋め尽くしている何か

だってことにして話を進めてみるね

場ってなんだ?

誤解を承知で言えば

得体のしれない水や空気

みたいなものとして

『場』ってものが存在しているとしようよ

場というものが

「空間の至る所に分布している物理量」

ということにして話を進める ってことだね

 

宇宙(この世かな)は物体として空間の中の

一部分だけを占める物理量と

空間のすべてに広がって存在している

場という物理量とで

出来ているってことなのかな

それまでの 宇宙は星みたいな

一定の空間を独占している物体と

何もない真空とで出来ているって考えかたは

否定されちゃったってことになる

ただ 同じ物理量のものって考えかただけど

空間の一部を占めている物理量と

空間すべてに広がっている物理量には

当然違いが無いとおかしいんだ

星や物体のように

空間の一部を占めている物理量って言うのは

空間のある領域 そして一定の広がりがあって

なおかつ その内部に他の物体を入れない

そういう性質があるはず

書き方がややこしいけど

壁にぶつかったら止まっちゃうじゃない

なんでも簡単にすり抜けられる壁って

壁の意味が無いもんね

でも 空気や水にぶつかっても

たしかに抵抗なんかはあるけど

わりあい自由に動けるよね

水や空気にぶつかるというより

すり抜けているって感じがしないかな

もちろん 

『場』が水や空気みたいな物質じゃないのは

間違いないとは思うけど

電磁場

なぜか『場』って考えかたに

寄り道しちゃっているけど 

もともとは「電気ってなんだ?」

ってはなしからそれちゃったんだよね

だから『場』ってものを

いったん『電磁場』に絞ってみようか

だって 『場』を調べてみると

その性質だけでも

スカラー場・ベクトル場が出てくるし

テンソル場・スピルの場まで行くと

訳が分かんなくなっちゃう

それに 種類にしても

重力・電気磁気みたいな場から

香りの場や色の場なんてものも出てくる

その上 ヒグス場まで出てきちゃったら

もうぼくには手におえないんだ

いつか『素粒子』に

迷い込むことがあったら

書いてみるけど

今のところはそこに手を出しちゃ

いけないように思えるね

なんといっても

まだ『場』の仮説は

検証されつくされていないんだから

物理学上の考え方としては『仮定』であって

『仮説』の域には達していない

そんな気がするんだ

だから まだ『仮説』の体を成している

『電磁場』で『場』について考えてみよう

電磁気学で

『場』の概念が出て来たのは

それまで考えられていた遠隔作用への疑問からだね

離れたものどうしの間の

(電気で言えば電荷と電荷の間のことだよ) 

力の伝わる方法が一瞬にして

それも接触せずに伝わるって考えかたが

遠隔作用だったんだ

でも その考え方だと

実験結果に齟齬が出るってことと

実験から導かれる概念の

電磁波っていうのが説明できないってことで

ファラデーさんが

空間には電磁気力を伝える性質が

あるんじゃないかって説いたのが始まりだね

後にその性質を持つ空間を

『場』ってことにしたってことなんだ

場って むづかしい言葉に思えるけど

場所とか広場なんかに使われる

『場』と同じことみたいだよ

ただ 空間の持つ性質を

『場』と呼んでいるだけだね

近接作用を是とするならば

空間にはなんらかの性質がある

ってことにしなくちゃいけなかったわけだ

だけど なにかの性質があるってことは

なんらかの存在があるってことになっちゃう

そして 人間が考え付く存在ってことは

なんらかの『モノ』

だってことになっちゃうよね

空間には電気を伝える性質がある

電気が動くと磁気が発生して

磁気が動くと電気が発生する

電気と磁気は動・生の繰り返しで

波として伝わっていく

その伝わる作用は空間の性質

その空間を『電磁場』と呼ぼう

って 単純な発想だったのかもしれないよ

タイトルとURLをコピーしました