行動生態学

雑学を収集しようじゃないか雑学
スポンサーリンク

行動生態学って?

行動生態学ってものにも

一応の定義はあるみたいなんだ

(当たり前だけどね)

「生物の生態や行動を

進化論(自然選択説)に基づいて

説明・理解しようとする生物学の一分野」

なんて 

小難しい定義だけど

エソロジーと個体群生態学を

集団遺伝学を踏まえた進化理論によって

統合した分野(なんのことだろう?)

なんていうのも書いてあるけど

これも学問の細分化の

弊害じゃないかな

ぼくみたいな素人には

理解しろって言われても

できるわけがないよ

なんといっても

つい最近(1970年代)に確立された分野らしいから

まだまだ未完成ってことかもしれないね

種と個

ダーウィンさんが

自然選択説を発表してから

(自然淘汰説とも言われるけど)

生物の行動や生態の意味を

進化という視点で説明しようという研究が

進んできたのは

間違いないと思うんだ

エソロジーにしても行動遺伝学にしても

生物の社会行動を

進化という視点で見ていたんだよね

だけどその研究は

『種・系統』としての生物の差異に

向けられていたんだ

生物の行動を

種全体の行動選択とみなして

進化論の考え方を適用しちゃった

ってことだね

生物の進化ってものには

3つの要件があるとされるんだ

1: 生物の個体は

同じ種に属していても

さまざまな変異が見られるって言う

『変異』

2: その変異の中には

親から子へと

伝えられるものがあるという

『遺伝』

3: 変異の中には

個体自身の生存確率や

次世代へとつなぐ

子孫の数に差異を与えるものがある

『選択』

この3番目のが

自然選択説だよね

もともと生物の

個体の変化が

種全体の変化につながる

という発想だった進化論を

『種・系統』としての生物の差異に

注視しちゃったところに

問題があったのかもしれないんだ

不思議な気がするのは

行動遺伝学は心理学と遺伝学のカップリング

だったはずじゃない

それなのに

心理学特有の同種(人類)内での

固体の差異に

注目しなかったってことなんだよ

行動が

その種全体の利益という考え方から

個体にとっての利益に注目したほうが

いいんじゃない? って

理論的に言いだされたのが

1960年代だって言うんだから

やはり細分化された研究は

非効率なのかもしれないって

思えちゃうよね

進化を考えるのに

各個体の残す子孫の数というか

遺伝子のコピー数は重要だし 

そこを基準に考えないと

進化ってものの本質は見えないと

思うんだけどな

行動生態学の歩み

個の行動や生態の『なぜ』を

進化論を踏まえて研究しようっていうのが

行動生態学の基本概念だね

『利己的遺伝子』

って呼ばれるらしいけど

種全体ではなく

個体の行動・形態を

研究しようってことなんだ

進化ってものに対して

現代では進化論の自然選択説が

万能じゃないというスタンスがあると思うし

『中立進化説』なんていうのも

考慮に入れるべきだとは思うけど

生物の特徴を進化を前提に捉える

っていうのは

理にかなっていると思うんだ

「生命の目的はわからない」

とは思うけど

ひとまず自分が生き延びることと

子孫を残すことだと考えてみよう

その前提で

進化っていうものを考えると

進化を種全体のものだけで考えると

説明できない問題があったんだ

利他行動とか自己犠牲行動 

同種の子殺し 代替戦術や性比・性差

なんてものが

それらの問題を

視線の先を『種』から『個』に変えると

(『利己的遺伝子』という

キーワードを使うってことだよ)

説明できるってことだね

タイトルとURLをコピーしました