雑学デカルト 1 「われ思う、ゆえにわれあり」で有名なデカルトさん。徹底した懐疑論でじぶんのまわりを否定しまくっていく。否定して否定して最後に残ったのが「疑っているじぶん」という存在。やっとじぶんの足場が見つかったわけだ。それ以降の「明晰判明」、足場から組み上げていった結論、には後世批判もあるけどこの足場はすごいものなんだ。 2020.03.30雑学
雑学濁流の中で ルネッサンスが巻き起こした激動の近世。時代が抱き流のように流れるとどうしても人の思考は現実に即したものになってしまう。平時には『個』のありようを、有時には『集団』のありようをってのは人間の自然の思考過程。でも平時にも有時にもあまのじゃくな人はいるもんだ。デカルトさんは近世の思想の濁流の中で『個』の本質を見つめたんだね。 2020.03.29雑学
雑学リヴァイアサン 近世の思想の特徴、実務に特化した考えを発表したホッブスさん。国ってのは何だろうって言いだした。でもちょっと待ってね、この時代の国家ってのは国が主体で国民ってのは国の付属物でしかないって考えだったんだ。そんな中で国の必要性を考察して、なおかつ国民と国ってのはあくまでも対等な契約関係なんだよとしたホッブスさんはすごいね。 2020.03.28雑学
雑学1000年の眠りから目覚めて 大航海時代が始まってやっと1000年以上も続いた哲学空白時代に幕が下りる。あたらしい感覚の哲学が動き出したってことだね。古代ギリシャ時代から比べると実験や観測の精度は上がっているし、どちらかといえばキリスト教的オカルティズムから現実実証主義を重視しようとする風潮が台頭してきた。ベーコンの帰納法なんかはその典型だろうね。 2020.03.27雑学
雑学ルネッサンス 長い間の思考活動の停滞時代が変化の時を迎えたのがルネッサンスの時代。古代ギリシャの思想回帰って名目もあっただろうけど、偉いさんが勝手に利用しているキリスト教の教義、経済の独占、そんなところに不満が出たんだろうね。そこに外部からの新しい知識の流入、科学技術の発達、その他種々の要素が集まって変化を求めたのがルネッサンス時代 2020.03.26雑学
雑学古代ギリシャ時代 古代ギリシャやその時代の他の世界の特徴は、それまで自然界の不思議をそれぞれ『神』(悪魔でもいいけど)の仕業ってしていたのを、それはただの現象で今はまだ知が及んでいないだけって考えだしたこと。現象を解き明かしていけば世界の本質がわかるって発想。すばらしい発想だったけどそれが絶対神の『神』を創り出してしまったんだよね。 2020.03.25雑学
雑学アリストテレス ある意味ギリシャ哲学の集大成ともいえるアリストテレスさん。演繹法の基礎、正しいルールと正しい観測があれば正しい結論が導き出されるという方法論をまとめたってことだね。でもこの時代の人々は方法論より結果を重視。ルールや観測が正しいという保証なしで思考を展開しちゃったから、すこしズレは出たんだろうけど。 2020.03.23雑学
雑学古代ギリシャ哲学 ソクラテス以前からギリシャでは神話体系から自然解析への移行をしようって発想の『哲学』ってのが盛んだったらしい。もっとも文献がほとんど残っていないから正確なことはわからないんだけど。後世に残るものを残してくれたのはプラトンさん。だからかれの師匠のソクラテスさんあたりからやっと現代に伝えられるようになってきたんだね。 2020.03.22雑学
散歩の途中人類の英知ってそれほど馬鹿にしたもんじゃないよ 時・空・意をこの宇宙を考えるための土台にする。それはいいけど、根本的な問題が残る。『ぼく』ってなに? どうすればいいの? ってね。それを考えだしたらまたはじめるハツカネズミの回し車。だからとにかくこの土台の検証をしてみようよ。だからどうなるもんじゃないと思うけどひとまずは取っ掛かり。哲学あたりからいってみよう。 2020.03.20散歩の途中
散歩の途中生命 生物ってのは詰め込まれ過ぎた意を掻き出す排水装置みたいなものなんだそうだ。そして人間(セカンド)はその排水装置の最終兵器。いってみれば溜まった水を汲み出す大型のバケツってことだね。ただ困ったことにそれだけ容量の大きなバケツになるとその扱いが難しくなるんだ。だから人間(セカンド)の取り扱いには注意が必要ってことだね。 2020.03.18散歩の途中